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  手話学習には
  
  手話技術学習以前に「聴覚障害」と「ろう教育」と「ろう者の歩み」と「障害者福祉」の学習を
  (2013.1.1)
  私が手話を学び始めた昭和45年頃には、手話講習会も手話サークルも無かった(豊川では)。
  ろうあ協会の会長さんがユースホステルグループの例会に参加して「手話を覚えてほしい」と言った。
  それっきりとんと連絡が無いので、こちらから会長さんの家を尋ねて「どこで学ぶのか」聞いた。
  多分、待っていたらそのまま「手話」に深入りすることなく終わっただろう。
  ろうあ青年部の学習会があると聞き、その学習会に参加した。
  そこで、「ろう教育の貧困・労働環境のひどさ・福祉の冷たさ」を学んだ。
  私は「手話の技術」から入らずに、ろうあ問題から入ったので今まで40年以上も手話に関わっていると思っている。
  手話を学びたいと考える人は(手話技術はDVDで学べるとして)、まずは「聴覚障害とは何か」を深く学んでほしい。
  参考図書として「きこ書房の篠原佳年著 聴覚脳」を読んではどうかと思う。この本では「こころは耳から作られる」とある。
  では、聞こえないろう者の「こころ」はどこから作られるのか?

  的確に、早く、手話を学ぶには

 これまで40年余の手話との関わりの中で、身近な手話(言葉)から取り組めば「早く」手話を獲得出来ると思ってました。
 それが間違いではないかと気付かされる本に出会いました。それは「英語は絶対勉強するな!(サンマーク出版)」でした。
 身近な手話も、わかっている人には勉強材料になるかも知れないが、わからない人には「わからない」ものなのだと
 気付かされました。目からうろこの本です。
 手話を的確に学ぶには「手話の表現をそのまま手・顔・身体で真似る」これが最善の方法だと感じました。
 手話のDVDは沢山出ています。その手話を見ながら「手・顔・身体」で追う。その繰り返しが手話獲得につながります。
 私達が赤ちゃんの頃も、ひたすら聞くことにより言葉の発声へと繋げたのですから、その方法に戻ればいいのです。
 皆さんも「DVDやユーチューブの手話」をひたすら真似ましましょう。
 「習うより慣れろ」
 ひたすら「真似る」ことは手話を知らない人にも可能です。だまされたと思って挑戦して見て下さい。
 出来なかったら、それは真似る回数が足らないからです。 ⇒ あくまでも自己責任です。
 ついでに、良きアドバイザーや指導者も必要と思います。 良い指導者のいる「手話サークルへの入会」をお勧めします。

手話サークル竹の子で作成したDVDの真似を!

 身近に良いDVDが見つからなかったら、竹の子で作ったDVDを購入して「真似」して下さい。1000円です。安い。
 最初はDVDのろう者の手話について行くことは出来ませんが、だんだん慣れてくると思いますよ。
 ついて行ければしめたもの。目で見た手話が、頭に入り、脳からの司令が手に伝わる。この伝わるスピードを訓練してゆく
 のが手話の学習の基本です。
 だまされたと思って挑戦して下さい。毎日30分位を三ヶ月続ければ、手話講習会の1年分以上になります。 
 おまけですが、ある県では「手話を手話」で教えていて、愛知県で通常使用しているテキストは使っていないそうです。
 手話の指導に文法から入るには疑問があったのでしょうね〜石川県では。
 ただし、 「手話を手話」で指導するには、指導者側の深い学習が不可欠です。
 東京から講師を招いて学習しているそうです。流石(サスガ)!
 ※手話サークル竹の子は、豊橋の手話サークルです。