今日、2月11日は豊川の前方後円墳の発掘説明会です。
国府駅北の交差点が危険なため拡幅されることとなり、この古墳が削られることとなりました。
宮内庁や県管理の古墳では削らないでしょうが、市管理でしたので検討の末に削ることとなったようです。
直ぐ下の道路は支援学校の生徒さんや地域の皆さんが多く通る交差点ですので、安全優先で1500年前の遺産を縮めます。
学芸員の話では昭和の初期にも道路拡幅で削られ、その後壁土に使われ、防空壕を掘られと傷だらけだそうです。
削った斜面を直に眺めながらの勉強は今日限りです。一部分ですが削った斜面が別の場所で展示されるそうです。
船山古墳概要
全長約95m 後円部径約58m 前方部幅約62m 高さ7.5m 三段の段築構成
三河には安城桜井にも船山古墳より小型の前方後円墳があります。桜井は三河国と穂国が併合される以前の三河国衙の地ではないかと
言われている場所です。
![]() 学芸員さんが土の塊ごと分かるようにしてありました。 |
![]() 歴史に関心を持つ人がぎょーさん集まりました。 |
![]() 学芸員からの説明です。こんな仕事は楽しいなー! |
![]() 赤土と腐葉土が含まれた黒土が交互に積まれてました。 |
![]() 関西系の古墳だそうで、関西で古墳を作った技術者の指導らしい。 |
![]() 後円部頂上には神社の祠があります。 |